工人舎SA5KL08FをPuppy Linux(パピーリナックス)で復活させる。
工人舎SA5KL08Fの標準OSであるWindowsXPは2014年4月でサポートが終了。
工人舎SA5KL08Fに他のwindowsOSをインストール出来るスペックがないので、LinuX系のOSをインストールして、延命を試みる。
ネットで調べると、多くの方がいろいろなLinux系のディストリビューションを試しているようだが、『動作が遅い』『ハードウェアが認識されない』『無線LANを認識させるのが面倒』などの書き込みが多い。
私も「初期状態で日本語が使える」「すぐにネットに繋がる」「Windows XP世代をターゲット」とした軽量・高速ディストリビューションの『linuxBean(リナックスビーン)』をインストールしてみたが、動作が非常に遅く、無線LANが使用出来ないので断念。
そこで、低スペックでも動作する『Puppy Linux』をインストールする事にする。
Puppy Linuxとは
Live CDとして提供されているが、ハードディスクやUSBメモリにインストールも可能である。
動作保証環境が、CPUがPentium 166MMX、メインメモリが128MB(〜4.x系)・256MB(5.x系)なので古いパソコンでも動作可能である。
起動時にRAMへシステムを読み込み利用する仕組みなので、ハードディスクが無くても運用ができる。
起動時以外はLive CDが不要であるため、CDドライブを他の目的に使用可能。
Puppy Linuxの目標
USBやハードディスクに簡単にインストールできる事。
CD(DVD)から起動しても、CDドライブは他の目的のために使える事。
CD(あるいはDVD)から起動して、CDにすべて保存できる事。
USBフラッシュドライブから起動しても、最小の書込みで寿命を伸ばせる事。
リナックス初心者にも、とてもやさしい事。
一旦起動すると、非常に早い事。
日常必要なすべてのアプリケーションを持っている事。
安定している事。簡単である事。
古いパソコンに新しい命を吹き込む事。
Puppy Linuxをインストールする前に
ネットで調べると『工人舎SA5シリーズにPuppyLinuxをインストールしても、無線LANを認識しない。』らしい。
無線LANを有効化する方法があるそうだが、時間をかけたくないので『PLANEX MZK-MF300N2』を使用して、有線LANを無線化して使用する事にする。
「MZK-MF300N2」とは
《PLANEX 高速300Mbps WiFiマルチポケットルータ MZK-MF300N2》は、オート、アクセスポイト、コンバータの3種のモード切り換え可能な無線LANルータ。
環境に依存せずに使用できるため、さまざまな場所でWi-Fiを楽しむことが可能です。
コンバータモードなら、Wi-Fi非対応のTVやHDDレコーダなどAV機器を簡単に無線化することが可能。
コンバータモードで工人舎SA5KL08Fに有線LANで接続して、無線化する。
工人舎SA5KL08FにPuppy Linuxをインストール
今回参考にしたのはこちらの本
この本の『Chapter6 古いXPパソコンを「Puppy Linux」で延命する』を参考にインストールする。
記載手順に従って行い、順調にインストール完了。
無線LANの接続は諦めていたが、こちらも本の手順通りに試したら、しっかりと認識されており無線LANで接続することが出来た。